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軽視できない「噛む力」の重要性

[2026.02.11]

食いしばり・歯ぎしりが歯を壊す

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はやしだ歯科は、今年5月で開業21周年を迎えました。

これまで一貫して大切にしてきたのは、

「絶対に手を抜かない治療」です。

適切な診断、丁寧な処置、そして継続的なメンテナンス。

多くの患者さんが良好な経過をたどってくださっています。

しかし、同じように治療を行い、同じように定期検診に通っていただいても、どうしても悪くなってしまう方が一定数いらっしゃいます。

なぜなのか。

長年診療を続ける中でたどり着いた一つの答えが、「噛む力の問題」です。

噛む力と歯への影響

噛む力は想像以上に強い

通常、食事の際の咬合力は体重と同程度、あるいはそれ以上になることもあります。

さらに、無意識に行われる「食いしばり」や「歯ぎしり」は、食事中よりも強い力が長時間かかることがあります。

これが続くと、

  • 歯のヒビ(クラック
  • 被せ物の破損
  • 歯の根の破折
  • 顎関節の変形
  • 歯周病の進行促進
  • などを引き起こします。

どんなに精密な治療を行っても、力のコントロールができなければ歯は徐々にダメージを受けてしまいます

噛む力の測定と対策

噛む力を「測る」ことの重要性

当院では、噛む力を数値で計測することが可能です。

感覚ではなく、客観的なデータとして把握することで、

  • 本当に力が強いのか
  • どの歯に負担が集中しているのか
  • を確認できます。

食いしばり・歯ぎしりへの対策

噛む力が過剰な場合、まずはナイトガード(マウスピース)を用いて歯への直接的なダメージを軽減します。

さらに、強い咬筋(噛む筋肉)の過緊張が認められる場合には、ボツリヌス療法を併用することがあります。

ボツリヌス療法について

ボツリヌス療法とは

ボツリヌス療法は、過剰に発達・緊張している咬筋ボツリヌストキシンを注射し、筋肉の過度な収縮を和らげる治療です。

これにより、

  • 食いしばりの軽減
  • 歯ぎしりの抑制
  • 顎関節への負担軽減
  • 歯の破折予防

が期待できます。

効果は通常3〜12か月持続し、必要に応じて継続治療を行います。

※適応には診査が必要です。

まとめ:治療と力のコントロール

「しっかり治したのに、また悪くなる」その背景には、見えない“力の問題”が潜んでいるかもしれません。

これからの歯科治療は、虫歯歯周病を治すだけでなく、噛む力をどう管理するかが重要な時代です。

21年目を迎えた今も、より長く歯を守るために、できることを一つずつ積み重ねてまいります。

食いしばりや歯ぎしりが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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