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医院の風景

根管治療

駒込の歯医者はやしだ歯科

根管治療

顕微鏡で観察するはやしだ先生

歯を抜かずに残す最後の砦
—精密治療で“治療のやり直し”を防ぐ—

「歯の神経を取る治療」「歯の奥を掃除する治療」——それが根管治療(こんかんちりょう)です。
むし歯が歯の深部まで進行してしまった場合、痛みや腫れを抑えるためには神経を取り除き、
その管(根管)の内部を清掃・消毒・封鎖する必要があります。
根管治療は歯を残すための“最後の砦”であり、治療の成否がその歯の寿命を左右すると言っても過言ではありません。
しかし、治療の質には大きな差が出やすい分野でもあります。

保険診療と自費診療の違い:時間と手間の差が、成功率に直結する

はやしだ歯科では、保険治療・自費治療のどちらにも対応しており、それぞれ専門の担当医師が診療しています。
ただし、両者には大きな違いがあります。それは——かけられる「時間」「技術」「材料」の違いです。

  • 【保険診療の特徴】
  • • 使用器具・薬剤に制限がある(例:マイクロスコープ使用不可)
  • • 治療回数・時間に制約あり(短時間で処置する必要)
  • • 成功率:約50〜60%(日本歯内療法学会調べ)
  • 【自費診療の特徴】
  • • マイクロスコープによる拡大視野での処置
  • • ニッケルチタンファイル・MTAセメントなど高性能材料の使用
  • • 治療時間・回数の柔軟な設定
  • • 成功率:約90%以上(欧米の専門医報告による)
顕微鏡で観察するはやしだ先生

自費根管治療で使用する機材と手法

はやしだ歯科の自費診療では、以下のような精密根管治療に必要な機材と工程を取り入れています

  • 1. マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)

    肉眼では見えない細かな根管分岐や破折を、最大25倍まで拡大して確認。
    根管の“見逃し”を防ぎ、精密な清掃・充填が可能になります。

  • 2. ラバーダム防湿

    治療中の歯にゴム製の膜を装着し、唾液や細菌の混入をシャットアウト。
    再感染を防ぐうえで極めて重要なステップです。保険治療では省略されがちなこの工程が、治療の成功を左右します。

  • 3. ニッケルチタンファイルによる機械的拡大清掃

    従来のステンレス製手用ファイルに比べ、柔軟かつ効率的に根管を拡大・清掃可能。
    根管の湾曲にも追従しやすく、穿孔や器具破折のリスクを大幅に減少させます。

  • 4.MTAセメントによる緊密な根管充填

    MTAは、生体親和性・封鎖性に優れたセメントで、難治性根尖病変の治癒促進に寄与。
    保険では使えない高価な材料ですが、長期安定性の面で極めて信頼性の高い封鎖材です。

成功率の統計データから見る、精密治療の意義

はやしだ歯科の館内

• 保険診療による根管治療の成功率は約50〜60%
 → 日本歯内療法学会・厚労省研究班による報告では、治療後5年以内に再治療や抜歯が必要になるケースも多数報告されています。
• 一方、自費診療(拡大視野・防湿・高品質材料を使用した治療)の成功率は約90%以上
 → アメリカ歯内療法学会(AAE)など海外の専門機関では、適切な条件下で治療すれば高い成功率が得られるとされています。
この差は、“手間”と“精度”の差。つまり、「見えない部分をどこまで丁寧に処置できるか」が成否を分けているのです。

ジャパンクオリティの根管治療:見えない部分への誠実さ

はやしだ歯科では、根管治療こそが“見えない部分への医療の誠実さ”がもっとも問われる領域だと考えています。
歯の中の根の部分は、患者さまからは直接見えません。だからこそ、見えないからといってごまかさず、むしろ細部にこそ最大限の注意を払う——
これが日本人らしい「ジャパンクオリティ」の真価だと信じています。

治療の様子

歯の未来を変える選択肢としての根管治療

「抜歯」と診断された歯でも、精密根管治療で残せるケースは少なくありません。
はやしだ歯科では、歯を残す可能性を最大限に探ることを第一に考え、治療前にはCTや口腔内スキャナーを用いた画像診断、担当医に
よる十分な説明を行います。

ご希望に応じた診療スタイルを選べます

当院では、

  • • 保険診療で効率よく処置を希望される方
  • • 自費診療で高い成功率を目指す方

いずれにも対応可能です。
治療のご希望、ご予算、将来のライフプランに応じて、無理のない最善の選択肢をご提案いたします。

項目 保険治療 自費治療
担当 担当医制 担当医制
使用器具 限定的(マイクロ不可) マイクロスコープ・
ラバーダム等使用
使用材料 標準的 40%
処置時間 短時間 1回ごとに時間をかけて
丁寧に処置
成功率 約50~60% 約90%以上
費用 保険適応 自費(要相談)

【自費根管治療 保証制度のご案内】

「やり直しのない治療」を、保証制度でしっかりサポートします。 はやしだ歯科では、自費による根管治療を受けられた患者さまが、治療後も安心して生活できるよう、最大10年間の保証制度を設けています。高い成功率を誇る精密根管治療に加え、万が一の再治療にも備えられる安心体制です。

経過年数 保証内容 自己負担割合
1~3年 100%保証 0%
4年目 保証適用 30%
5年目 保証適用 40%
6年目 保証適用 50%
7年目 保証適用 60%
8年目 保証適用 70%
9年目 保証適用 80%
10年目 保証適用 90%
11年目以降 保証なし 100%

【自費根管治療 保証制度のご案内】

当院の自費根管治療では以下の高品質設備・材料を用いて再発防止に努めています:

それでもなお想定外の再治療が必要になるケースのために、明確な保証制度をご用意しております。

料金について

マイクロスコープや高倍率ルーペを使用し、精密な治療を行ういます。 必要に応じてラバーダムを使用し、治療環境を整えながら最新の材料を用いて根管内部を徹底的に治療いたします。 また、ニッケルチタンファイルを活用することで、複雑な根管にも対応し、できるだけ歯を長く維持できるよう努めています。

治療内容 根管数 費用
抜髄(神経の除去) 1根管 ¥44,000
2根管 ¥77,000
(¥44,000+¥33,000)
3根管 ¥110,000
(¥44,000+¥33,000×2)
4根管 ¥143,000
(¥44,000+¥33,000×3)
治療内容 根管数 費用
感染根管治療
(再治療)
1根管 ¥55,000
2根管 ¥88,000
(¥55,000+¥33,000)
3根管 ¥121,000
(¥55,000+¥33,000×2)
4根管 ¥154,000
(¥55,000+¥33,000×3)